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なぜ人は病になるのか

まず、自分を病気にできるのは自分しかいません(先天性疾患も同様です)。

病気の原因として、生活習慣(運動や睡眠など)、食事、遺伝、ストレス・・・、これらが指摘されますが、これらの正体は何でしょうか?

専門的な話はのぞいて、一つ一つ簡単に見てきましょう。

生活習慣や食事を選んでいる無意識

 

そもそも、いまの生活習慣や食事を(意識的にあるいは無意識的に)選んでいる原因は何でしょうか?

なぜ自分の身体の声に忠実に耳を傾けないのでしょうか?(身体が必要な栄養素は、知識で覚えるよりも、そもそも身体が全て知っています)

例えば、仕事が忙しくて身体の声を無視している場合もあるかもしれません。

その裏には、仕事を断ったら人間関係が壊れる、収入が減る、色々と不都合が起きるかも知れない・・・そのように思っているかもしれません。

そして、その背景には「自分には理想の人間関係を築く力がない」「自分には大した価値がない」という思いを無意識に持っているかもしれません。

 

そして、「なぜ、そのように思い込んでしまったのか?」それが、根本的な原因と言えます。

 

サーカスの象は逃げない (思い込みが実現する)

昔、サーカス団の象は幼い頃から杭に繋がれた鎖で逃げないように管理されていました。

幼い象は、何度も何度も逃げようと精一杯の力を出しますが、杭は抜けません。また逃げ出そうとすると鞭で叩かれます。そのうち象は「逃げられない」と思い込み諦めます。

象は成長すると4〜6トンになりますが、「逃げられない」と思い込んでいるため、大人になっても象が逃げ出すことはなく、簡易的な杭に繋がれた鎖だけで管理できます。

2m飛べるノミも飛ばなくなる (思い込みが実現する)

こちらも有名な実験です。ノミのジャンプ力は2mと言われています。

ノミを小さな容器に入れると、ノミはジャンプして容器の外に飛び出してしまいます。

 

しかし、容器に透明のフタをすると、ノミはジャンプする度にフタにぶつかります。すると、ノミはフタにぶつからない程度にジャンプするようになります。

 

しばらくしてフタを外すと、ノミはフタのあった位置よりも低いところまでしかジャンプしないために、容器から飛び出すことはありません。

そして、再びノミが本来のジャンプ力を取り戻すには、新しいノミを投入してその新しいノミがジャンプで容器の外に出るのを見せること可能となります。

病気を治したかったら、病気を治せない治療法・病気を治せない人たちと熱心に情報交換をしていても有益ではありません。

思い込みが実現する

そして、これらの話は私たち人間にも当てはまります。

幼い頃から「人間関係は難しい」「お金を稼ぐのは大変だ」そのような価値観で生きている大人に囲まれて育った場合、自分もそのように思い込みます。

そして、脳は思い込みを現実に再現することが仕事なので、その通りの人生を展開させます。

脳幹網様体賦活系(RAS)は、自分の興味・関心のある情報、信念・価値観(自分が無意識に信じている事柄)に関する情報を無意識に取捨選択する脳のフィルターのような役割があります。

例えば美食家であれば、隣に座っていた知らない人たちが「美味しいお店」について盛り上がっていた場合、それらの情報を無意識にキャッチします。逆にゲームに全く興味のない人の横で、プロのゲーマーが熱心に解説をしていても全く耳に入りません。

また、「お金を稼ぐのは大変だ」という無意識の信じ込み(信念・価値観)がある場合は、「こうすれば稼げる!」と聞いても、なんだか怪しいなあ大変そうだなあ、といったネガティブな反応をし、その情報から自分の利益になる学びを積極的に得ようとしません。結果、お金が稼げず「ほら!やっぱり、お金を稼ぐのは大変だ」という信念・価値観をますます強化させ、自分の信念・価値観が正しいと示すための行動をとり続け、自分の信念・価値観に沿った現実を創り続けます。

信念・価値観が1ミリも変わらない限り、人間の行動も1ミリも変わりません。

行動が変わらない限り、同じ結果・現実を生み出すのは当たり前です。

昨日と同じ今日、昨日と同じ病気が続くのも、理解できます。

私たちの日常には膨大な情報がはびこっているため、全ての情報にいちいち反応(この情報はどう使ったら有益だろうか?などと丁寧に理解・分解など)していたら脳が疲れてしまうため、脳が自分の信念・価値観に合った情報のみを無意識的に取捨選択しています。

量子物理学の分野においても同じことが示されています。相対性理論で有名なアインシュタインも「人が見ていない時、月は存在しない」と言っています。こちらも量子力学の二重スリット実験に通じます(詳しくは省きます)。

そして、​国内外でさまざまな機関が報告していますが、年収がその国の平均以下の方々・年収が上がらない方々は「幼いころに親・身近な大人がお金に関するネガティブな発言をしていた」に対してイエスと答える割合が圧倒的に多く、年収がその国の平均以上の方々・年収が上がっている方々は「幼いころに親・身近な大人がお金に関するネガティブな発言をしていた」に対してNOと答える割合が圧倒的に多いと言います。詳しくはまた後ほど話します(経験に基づく無意識の信念・価値観が子供に遺伝する

 

血糖値は、心因的要素で大きく変わる

こちらも有名な実験です。

同じ食事を同じ人にして貰い、食前・食後の血糖値を測ります。

すると、家で食事をした時の血糖値よりも、職場で食事をした時の血糖値の方が遥かに高い数値を出す人が多いという結果となりました。

 

また、人はストレスを感じると交感神経が興奮し、血糖値を上昇させるグルカゴン、アドレナリン、甲状腺ホルモンといったホルモンが増え、結果として血糖値が上がります。そして、ストレスが強くなると分泌されるコルチゾールも、血糖値を上昇させる働きがあります。

では、ストレスの正体とは何でしょうか?こちらは後ほど詳しく話していきます(ストレスは、脳が環境をどう捉えるか?

 

遺伝子は環境によって振る舞いを変える

こちらも有名な報告です。

 

一卵性双生児は、基本的に遺伝情報が同一であると言われています。

 

しかし、とある一卵性双生児を父母の離婚により別々の環境で育てた結果、父親に引き取られた一方は健全に成人し、母親に引き取られた一方には遺伝病が見つかったと報告されました。

最新の遺伝子学では、「遺伝子のオン・オフにより、本来なら体に反映されるべき遺伝子情報が反映されなかったり、逆に発動してはいけない遺伝子が発動してしまい、体に異変が起きる」と言っています。

そして、「環境によって遺伝子のオン・オフが変わるというのは、ある意味では環境の変化に対するしなやかな適応能力だ」とも報告しています。

 

経験に基づく無意識の信念・価値観が子供に遺伝する

こちらもまた有名な報告です。

ニューヨークにあるマウントサイナイ医科大学の心外的外傷ストレス障害(PTSD)研究部門の教授レイチェル・イェフダにより、PTSDを抱える人はストレスホルモンであるコルチゾールの血中濃度が低いことが報告されています。

2011年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件(9・11)を研究していたレイチェルは、テロ事件の当日にツインタワーの中または近くにいた妊娠中の女性たちから唾液の検体を集めました。そして、最終的にPTSDを発症した女性たちのコルチゾールの血中濃度が低いことも明らかにしました。

そして、その後産まれてきた赤ちゃんも血中のコルチゾールの濃度が母親と同様に低かったと報告しています。特に、テロが起きたときに妊娠第三期(7ヶ月~9ヶ月)だった女性の赤ちゃんは顕著だったとも報告しています。

その後も追跡調査を続け、トラウマを抱えた母親から産まれた子供たちは、そうでない子供たちより動揺しやすいとも報告しています。

 

ストレスの正体は、脳が環境をどう捉えるか

 

では、ストレスの正体とは何でしょうか?

例えば、社長が部下の挨拶を無視しました。

 

無視された部下Aさんは「自分が何か気に触ることをしてしまったのか?」と不安になり、その後も社長が視界に入るたびに無意識にビクビクと機嫌を伺うようになるかもしれません。

同じように無視された部下Bさんは「いくら社長でも挨拶はちゃんと返すべきだろう」とイライラと怒るかもしれません。また「挨拶もできない社長の人間性」に対する信頼感を無意識に失い、社長に対する尊敬の念を抱いていたころよりも仕事のパフォーマンスが落ちるかもしれません。

AさんとBさんのような反応を無意識に続ける場合、身体はこれをストレスと捉え、コルチゾールやアドレナリン、ノルアドレナリン、アルドステロンなどを分泌させ、心拍数・呼吸数・血圧・血糖値を上げたり、免疫機能を抑制したり、内臓よりも筋肉に血液を多く送ったりします(内臓の回復が遅れ慢性化すると臓器疾患にも繋がります)

 

一方で同じように無視されたCさんは「社長は体調がすぐれないのかな?何かあって疲れているのかな」と感じ「後で差し入れを持って行こう」と気遣うかもしれません。

 

Cさんのような反応を示す場合、身体はオキシトシンを分泌させ、抗ストレスや摂食抑制や記憶力向上といった作用をもたらします。

オキシトシンに関しては多くの研究報告があり、分泌されると幸福感や愛情を感じるため、幸せホルモン・愛情ホルモンとも呼ばれています。

そして、他者から愛情や幸せをもらった時だけではなく、自分が他者を思いやるだけでも分泌されると報告されています。

外部の変えられない環境「社長に挨拶を無視された」という出来事は同じでも、受け手の解釈によっては体に出る反応だけではなく、その後の行動も大きく変わります。

そして、根本的な原因は「なぜ病気の人はAさんやBさんのような反応を無意識に示すのか?」そこに答えがあります。

 

愛されることを求めている人は、

身体の病気も治りにくい

そして、私たちの経験からも「愛の定義」がズレていることによって、心の病気だけでなく、身体の病気も治りにくいと実感しています。

そもそも「愛されたい・理解されたい・認められたい・役立ちたい」と思うその背景には、「愛されていない・理解されていない・認められていない・受け入れられていない・信用されていない・尊重されていない」などの思いが隠れています。

​この隠れた思い(信念・観念・価値観)が、身体の状態・目の前の現実、すべてを創り出します。人間の脳は、本人の信念・観念・価値観が正しいと実感できる現実を創ることが仕事です。

もし、そんな思いが1ミリも隠れていないならば、「愛されたい」ではなく「すでに十分に愛されている」「問題は一つもない」という感覚になります。

いまは病気でなくても、愛されることばかりに注目をしたり、自由になりたいと漠然と感じていたり、そのような身体の健康に役立たない思考を無意識に持っている方も多いです。その方々は、かなり高い確率で健康を損ないます。

自分の在り方・生き方がズレている、まるで自分で自分を喜ばすことを忘れてしまっているかのようです。

 

西洋医学では治らない病気も

自分で治してしまう

もしも身体の病気が「自然に発症する」ものだとしたら、病気を治すために手術や薬などを使って医師の言う通り様子を見て「自然に治る」のを待つしかありません。医学書の示す通り、治る確率は100%ではないでしょう。

しかし、自分の脳が創り出しているとすれば、自分で創り直す(自分で辞める)ことが出来ます。

奇跡的な回復を見せる患者様は、実に多くいます。今も昔も、奇跡は世界中で起こっています。

 

自分だけが病気をはじめた目的を知っている

病気を自力で治癒させた方々は「病気を治すこと」に目的をおいているのではなく、「病気を治した後」に目的をおいています。

これは、ヨガ哲学や一般的なコーチングでも解かれている「目的地を通過地点にすり替えることで目的達成が容易になる」という点からも同じことが言えます(詳しくは省きます)。

病気によってさまざまな制限を体験することにより、そして、時には死を強烈に意識することにより、否応なしに「自分の人生」に対して真剣に向き合う事となります。

この時、外部の情報(医師の話すこと、経験者の体験談など)だけで判断すると、治癒に対する可能性を自ら閉ざしてしまいかねません。

現代科学は日進月歩、日々さまざまな研究により新たな報告がされています。医師も自分が過去に学んだことや経験したことしか話しません。医師の言う「治りません」とは、正しくは「私(医師)には治せません」です。

外側に答えを求めるのではなく、自分の内側に答えを求めた方々が、私たちに奇跡を見せてくれました。

病気をはじめた目的を一番よく知っているのは、自分です。

自分だけが、病気の本当の原因を明らかにすることが出来ます。

そして、病気は深刻であればあるほどオセロゲームの黒を白にひっくり返すように、人生を大きく変える手段に過ぎないのです。

 

病気は人生からのメッセージ

発症する身体の部位によって、病気の持つ意味合いは異なります。

心臓(血)は「愛や喜び」を象徴しています。肝臓は「怒り」、肺は「悲しみ」、腎臓は「恐怖」・・・、これらは古くから東洋医学でも言われていることです。

そして、現代ではヨーロッパにおける脳科学の研究により、感情と臓器の関係性が明らかになりつつあります。

例えば、肺は「悲しみ」ですが、肺を患うと「息苦しく」なります。しかし、肺を患う前から「人生に対して生き苦しい」感覚を持っていたりします。

また、腎臓は「恐怖」ですが、臓器としては二対になっています。腎臓を患う前からパートナーシップ(恋人・夫婦間など)における問題を人生のどこかで感じていたりします。

また、女性特有の臓器(子宮や乳房など)に出る疾患は、女性であることをどこかで否定している・男性を敵視する様な心理状態を人生のどこかで感じていたりします。

そして、身体の一部の機能を失う疾患もあります。

視力、聴力、手足の麻痺による歩行困難・・・、それらの背景には、「人生に対する辛辣な解釈」が隠れています。そんな辛辣な人生は、見たくない、聞きたくない、歩みたくない、その願いを身体が体現しています。

人生に対する辛辣な解釈とは、人により異なりますが、「人生は思い通りにいかない」「世の中はどうなるか分からない」「人生にはさまざまな困難が待ち受けている」「人の性根は分からない」「人間とは汚い生き物である」・・・など多岐にわたります。

例を挙げるとキリがありませんが、これらがザックリとした病気を創り出している心因的要因です。

そして、その心因的要因を解消することで、生まれつき聞こえなかった耳が聞こえるようになった、失いかけていた視力が完全回復した、病気により医師にもう歩けないと言われたご高齢の方がサクサク歩けるようになった・・・、さまざまなご報告を頂いています。​

 

生き方・在り方を

身体がそのまま表している

同じ疾患でも、人によっては、異なる経験・異なる心因的要因を持っています。

私たちのセッションでは、お一人お一人の中にある病気を創り出している脳内プログラム、

その元となっている「晴れない体験、無意識に持っている信念・価値観」などを洗い出して、

その方に適した健康に必要な「脳内プログラム」に変換する問いを投げかけます。

そして、病気(自分の身体)からの人生に対する超・具体的なメッセージを自分の中から見出して頂きます。

病気を通して「こうありたい」という「在り方」・「こうしたい」という「生き方」を思い出して頂きます。もともと「できるか・できないか」の思考によって身体の病気を始めた方々も多いため「できるか・できないか」で判断・行動することは健康の役に立ちません。

そして、それを誠実に叶える過程で、あるいはセッション中に、病気が役目を終えて必要なくなり、消えていきます。

本セッションは、以下のような方々を対象としています。

 通院していても、良くならない

 検査結果では「異常なし」でも体調が悪い

 医師に「もう治らない」と言われた

 さまざまな代替医療を試したがうまくいかない

 薬の副作用や手術が辛くて、他の方法を探している​

 病気(物事)の本質を知りたい    etc...

お申込み・お問い合わせ

セッションご希望の方は、ご希望の曜日や時間帯もお伝えください
ご希望のセラピストや性別がございましたら、お気軽にお伝えください

​3営業日以内にご連絡いたします。

ご連絡が届かない場合は、taiwa.yuta.sari@gmailからのメールを受け取れるように設定をお願いします。

お申込み・お問い合わせは

◆税込料金

1時間5500円

2時間11000円

 

◆提供日時

平日9時~16時

その他のご希望は、お気軽にご相談ください。

◆提供方法

​1、ZOOM・Skype・LINE・FaceBookメッセンジャーなどのオンラインでのビデオ通話

 

2、リアル対面ご希望の方は、つくば市の事務所にお越しいただくか、こちらがご自宅まで出張いたします。

事務所の住所はご入金後にご連絡いたします。

ご自宅への出張は、距離により加算で頂く出張費が異なります。

 

3、その他に場所のご希望がある方は、お気軽にご相談ください。

◆キャンセル料・日時のご変更

日時の確定後にご入金いただき、お申し込みが完了いたします。

キャンセル料は、1時間につき3000円を一律で頂きます。

日時のご変更は一度のお申し込みにつき1回まで無料で承ります。それ以外はキャンセル扱いとなり、再度のお申し込みをお願いいたします。

◆私達からの返事がない場合

taiwa.yuta.sari@gmail.comからの​メールを受け取れるように設定をお願いいたします。

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