佐藤 紗梨(さり)
心理セラピスト、ヨガ・瞑想コーチ、柔道整復師
元HSS型HSP、日台ハーフ、ステップファミリー出身
母親の潜在意識と娘の身体症状
私は、心臓に穴が空いた状態で産まれました（心室中隔欠損症）
出生後はしばらく保育器で育ちました。
そして、物心がつく頃には、「十分に吸えない息苦しさ」を日々、感じていました。
その他にも、貧血・低血圧・飛蚊症・めまいや立ち眩み・気持ち悪さ・吐気、、、等々さまざまな不定愁訴を抱え、体調不良が当たり前の毎日を送っていました。
高校生のころまで学校の健康診断でも心臓は再検査でした。
特に夜、仰向けで寝ると、胸郭の広がりが制限され、ますます息苦しく、座って寝ることも。
病院に何件も行きましたが、「吸う力が老人と同じ、苦しくて当然、でも薬はない」と言われました。
母親が台湾人ということもあり、本場・中国文化の漢方医の処方した漢方を取り寄せ10年以上ずーっと飲んでいましたが、全く改善しません。それでも、夏休みになると祖父母のいる台湾に帰り、罹り付けの漢方医に診て貰い、漢方を飲み続けます。
私の身体の貧弱さはまさに自他ともに認めるほどで、普段の体調不良に加えて、幼稚園時代は発熱の連発で、登園日の2/3以上は病欠でした。
西洋医学で以っても東洋医学で以ってもどうにもならなかった結果、困った両親は「名付けが悪かった」「縁起の悪い名前を付けてしまったんだ」とまで考え、父は休日になると家庭裁判所に足しげく通い「改名」を試みてくれました。なので、私は「りえちゃん」と呼ばれていた時期も長く、幼稚園の卒園アルバムには出世届の名前とは異なる「りえ」と載っています。
中学生になり、自分でヨガを始めて「どうしようもない息苦しさ」の免れ方を覚えました。
それでも、身体が好調という日はなく、体調不良が普通の状態でした。
社会人になり、慢性気管支炎・百日咳・蕁麻疹(顔～全身)、、、等々と呼吸器〜アレルギーの反応がバリバリ出るようになり、病名を色々と貰う様になりました。
しかし、病院に行っても対処療法のみで根本解決は難しいため、鍼灸・整体・オステオパシー・バイオダイナミクス・カイロプラクティック(WHO基準)・バッチフラワーレメディー・気功・レイキ・アクセスコンシャスネス・美座療法・・・・etc
、ありとあらゆる代替療法を受けました。
どれも、良くなりません。
オステオパシーのバイオダイナミックス（現・バイオエナジェティック・オステオパシー）という治療法は効果的で、受けた2-3日後にみるみる気管支が通るのです（施術者によって効果がバラバラでしたが）。しかし、しばらくすると全くの元通り。それでも、一番希望が持てたので治療家としてオステオパシーを学んでいました。
様々な種類の代替療法を受ける中で、様々な先生がその専門世界を通して、私を見る訳ですが・・・
「母親」を指摘されるばかりで、驚くと同時に納得している自分がいました。
施術中に、私の方から一言も言葉を発さなかったのにも関わらず、「お母さんを許すこと！」と言った、とあるオステオパシー(整体)の先生(こちらの先生は、科学的根拠のないことが苦手で、フルフォードDOにもバイオダイナミックスにも否定的でした。母親という単語はアドラー心理法による見解だと言っていました。)
自分の仕事と人生と恋人に関しての悩みを占ってくれたマルセイユタロット占いの先生(本職は作業療法士さんです)にも、「母親と仲良くね」と言われ、、、何故か号泣する私。
ただただ興味があって受けたバッチフラワーレメディーのセッションでも、また「お母さんと一緒に飲んでね」と言われる始末。ここでも、涙目が隠せませんでした。
私の人生に「母親」が大きく居座っている謎の感覚がハッキリあるのは知っていましたが、、、、まさか他人に見える程とは。。。絶句です（笑）
そして、今回、また興味半分で表参道にある統合医療クリニックの心理カウンセリング(元、理学療法士が転職したとの事です)を受けて来ました。エビデンス第一な私は医師がいる！それだけが決め手でした。
主訴は「吸気が苦しい」で行きましたが、母親という単語を自分から発した途端に、病気かと思うくらい泣き出す私。実はこのカウンセリングを受ける前から、もう既に「母親」という単語を自分の中に出すだけで謎の涙が込み上げて来て、人前では何とか抑えて我慢していました。
「佐藤さんの呼吸器の症状は、お母さんの影響が強い」との見解でした。
私は物心がついた頃から、母親との尋常でない絆を感じていました。
私の母は、若い頃からマイナスの思い込みを抱えて生きて来ました。
私は物心がつく頃からずっと「人を信じるな。結婚相手を信じるな。女は自立しろ、将来子供と自分を養えるだけの経済力をつけろ」と母に聞かされました。
そして、母が再婚相手の父と上手くいかない時や、日本人の奥様方にイジメられた時は、「あなたが日本国籍だから、あなたのために日本人男性と再婚して日本に住んでいる」と、話してくれました。（成人後に母が「本当はあなたが20歳前までに自分で国籍を選べたけれど、お母さんが出生届と同時に日本国籍を選んだ」と教えてくれました）
これを聞いた幼い私は、「私はお母さんを不幸にする子なんだ」とでも思い込んだのでしょう。
問題は、私がこういった教育を受けていたことよりも、「母が「自分の人生が上手くいかない」という思い込みを持っていた」というところに重点があったようです。（注：人間の脳は自分の思い込みを具現化するのが仕事です）
母親がそういった思い込み(潜在意識)を持って生活していると、周囲の人間は(子供である私も含めて)、その思い込みを実現させるように「動かざるおえなくなる」そうです。（注：特に幼い子供の疾患は、それを一番気にして精神的負担を感じている親の無意識が創り出しています。親の脳内プログラムを変えることで子供の疾患が消える報告は多いです）
私の呼吸器の症状は、母親の潜在意識によって、生み出されていたもののようでした。(生み出したのは母親ですが、それを継続させているのは、私の潜在意識も加担しているようです。)
セッションが進み、「お母さんがそうだと、周りをそうさせる」カウンセラーのこの言葉を聞いた瞬間、私の吸気は一気に解放されました。一瞬で息苦しさが消え去り、思う存分息を吸い込める様になったのです。
因みにこれは私の主観だけではなく、当時まだ恋人だった旦那が理学療法士をしていましたが、プロである彼から見ても私の呼吸は明らかに変わったのです。「さりちゃん！こんなに深く息ができるようになったのか！」と太鼓判を押されました。
そして、母親の潜在意識を現実にするため、実現させるため、私はトンでもなく反抗する子供でした。なぜあんなに反抗していたのか自分では理解できず、ただただ申し訳ないという罪悪感が残るばかりでした。
今回、心理カウンセラーに、私の罪悪感を修正する技術を施して頂いて、大きな変化が出ました。
もう、母親の話をして、訳も分からずに号泣することは決してないと感じたのです。
(これには本当に参っていました。確実に頭のおかしい人に思われるのではないか！という勢いで泣き出していたのですから。それが年々激しくなっていったのも、「心を開放してくれ！」という体からのサインだったのだと思います。)
呼吸に出た大きな変化は、ずっと続いています。
今まで、オステオパシーのバイオダイナミックというヒーリングのような施術を受けると呼吸が楽になる！それも、施術を受けた2日後くらいから恐ろしい程に効いて来て、驚くほど息が吸えるのです！まさに神の手と感動する私（笑）けれど、持続しない。
セルフケアを行っても、苦しさは免れるけれども、満足に呼吸を出来た試しがない。という状態だったのが、
何日経っても何年経っても、満足に深呼吸が出来ているのです！笑
それも、仰向けで寝て胸郭の広がりが制限されていても、ちゃんと吸える！！笑
今までの治療法の様に、良くなったけどまた悪く戻った、なんてこともない。
そして、同時期、毎週土日に欠かさず通っていたオステオパシーの学校では「脳マニピュレーション」の話を聞きました。脳とは心です。私は自分が信頼していた国家医療者の熱心な先生方からこの話を聞いて、一人静かに納得し確信を得ました。
身体は物質、物質をも変化させる、物質を創り出すのは私たちの心（脳・意識）なのだと。
世の中、何があるか分かりませんね（笑）
母親の潜在意識が、娘の私の息苦しさを生み出していた。
母の「この世界は思い通りにならない」という世界観の呪縛から、私自身を解放しただけで、全ての身体症状が瞬時に消えた。
「自身の潜在意識が、自身の今と未来を作る。」
ここまでか！と驚いています。
そして、
身体と心は表裏一体。
私は、身体を癒すプロでしたが、心(脳)を扱うと身体が癒える、この事実に直面しました。
自分の仕事で、様々な患者さんと接するのですが、この観点で見ていくと、見えてくる見えてくる、なぜ彼らは身体の調子が悪いのか。
個人の表立った身体症状から、見えない潜在意識を扱うことで、この地球の抱える課題(様々な社会問題、環境問題、政治問題)に対峙することが出来るのかも知れない。
平成28年11月7日 佐 藤 紗 梨（さり）
咳という表現
物心がついた頃から、咳き込むことの多かった私。
はじめての出産で里帰りしていたときに母に
「産後は何もしちゃいけない。お風呂もダメ、水も触っちゃダメ、赤ちゃんのお世話は全部私がするからあなたは2階で寝ていなさい。階段を下りて来ちゃダメだから、食事は全部運ぶね」と言われ、
母親と大ゲンカをして、母親に泣きながら自分の想いをブチまけました。
普段全く泣かない私、泣いている私をほとんど見たことのなかった母親は、
私の訴えている内容など頭に入らず、
ただただ「娘が泣いている、泣かせてしまった」ことに驚き悲しみ、泣きながら私に謝りました。
母親「ごめんね、ごめんね。あなたにはずっと苦労させてしまっているね。ごめんね、ごめんね」
それを聞いた私はゾッとして、言いました。
「苦労なんかしていない！お母さんが私を一番に大事にして、ずっと守ってくれていたから、私は苦労なんかしていない！！」
私からすると、
「母親は母親自身を犠牲にしてまでも懸命に娘の私を守ってくれている。娘の私に全人生を掛けて生きているような母親」という印象が強く、
そんな懸命な母親が「母親自身のせいで娘の私が可哀想な苦労をしている」と母親自身を責めている、ということが、
とてつもなく嫌だったようで、ハッキリと口にしたことで私の20年以上に渡る咳が止まりました。
そして、背筋がゾッとしたのは初めての経験でしたが振りかえると、
母が私に対して無意識に「あなたは不幸な子・かわいそうな子」というレッテルを張り続けている、そのように私自身が思い込んでいたことに対する恐怖だったのだと気が付きました。
体と心は表裏一体、本当にその通りです。
皆さん、自分の本音、自分でも分からない本当の心、知る機会を設けて見て下さいね。
2017年10月20日 佐 藤 紗 梨（さり）
病を手放し、得た宝
物心がついた時からの呼吸器の不調を呆気なく手放した私でしたが、
症状が消えたのは、とある年の11月でした。
その1ヶ月前の10月に、当時はまだ恋人だった現・旦那の母親の元で面白いことがあったそうです。
その10月、旦那の母親は、定期的にお世話になっているマッサージの先生から「赤ちゃんが降りたがっている」と言われたそうです。
旦那の母親は「自分ではないだろうし、どうゆうことでしょう？」と返すと、その先生は、
「長男くんの所じゃないかな？」と言ったそうです。
私の旦那は、その長男くんです。
当時は、まだ結婚もしていなく、私は自分の仕事と勉強に忙しく、
「子供が出来たら、人生ある意味、終わりよ！自分のやりたいことに没頭できなくなる！」
と言っては、妊娠に通づる結婚を先延ばしにしていたです。
ところが、10月に予言が出て、11月に身体症状が消えたかと思ったら、翌年の1月末に妊娠が発覚したのです。
私の身体症状は、母親との関係性の中で私自身が(無意識に)選んだものでした。
つまり、手放すことで、私自身が母親になる準備が整ったのです。
私も旦那も赤ちゃんが来たことを喜び、すぐに入籍して夫婦になりました。
私を良く知る2人の友人は言います。
1人は、小学校からの幼馴染。
彼女は「さりが結婚・出産を選ぶなんて信じられない。独身で仕事に燃えようねって、散々一緒に話したのに、裏切られた気分だ！」
この後、上記の説明をしたら、納得してくれました（笑）
1人は、不思議な力(リーディング・透視能力)を持つ女性。
彼女は、「赤ちゃんは、さりちゃんのお腹を待っていた。今までは、さりちゃんのお腹に入れる状態じゃなかった、って言ってる」とのこと、納得です。
娘を授かり、育児をする中で、旦那の素晴らしい面に触れる機会がグンと増えました。
娘がいなかったら、きっと見えなかった面です。
もしかしたら、私の苦しい幻想(私の狭い世界)に映る旦那は、ダメ男になっていたかも知れません。
私の潜在意識、両親から(私が勝手に)学んだ「男は女の敵」
これを手放すことで得られた今は、想像も出来なかった宝物です。
娘を溺愛する私を見て旦那は、「さりちゃんがこんなに変わるなんて、びっくりだ」と言います。
変わらない人生・変えられない自分
それらは、戦いや努力ではなく、
「気付き」
によって、新たな世界が始まるのかも知れません。
2018年5月6日 佐 藤 紗 梨（さり）
お申込み・お問い合わせは
◆税込料金
１時間５５００円
２時間１１０００円
◆提供日時
平日9時～16時
その他のご希望は、お気軽にご相談ください。
◆提供方法
１、ZOOM・Skype・LINE・FaceBookメッセンジャーなどのオンラインでのビデオ通話
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